東京女子医科大学病院 膠原病リウマチ痛風センター
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Seasonal fluctuation of serum Krebs von den Lungen-6 levels in systemic sclerosis-associated interstitial lung disease

この研究は、強皮症に関連する間質性肺疾患(SSc-ILD)の患者さんにおいて、季節の変化が血清KL-6(Krebs von den Lungen-6)レベルにどう影響するかを調べました。2015年から2016年にかけて、夏(7月から9月)と冬(12月から2月)の期間に焦点を当て、SSc-ILD患者60名を対象にしました。結果として、血清KL-6レベルは冬に高く、夏に低いことがわかりました。具体的には、2015年冬には649 U/mL、2015年夏には585 U/mL、2016年冬には690 U/mLという結果でした。この研究から、SSc-ILDの患者さんにおいて、冬になると血清KL-6レベルが上昇することが確認されました。これにより、季節に応じた患者さんの状態モニタリングが重要であることが示唆されます。 

Hirose H, Higuchi T, Takagi K, Tochimoto A, Ichimura Y, Harigai M, Kawaguchi Y. Int J Rheum Dis. 2024 Jul;27(7):e15254. doi: 10.1111/1756-185X.15254. PMID: 38973340.