東京女子医科大学病院 膠原病リウマチ痛風センター
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EULAR 2024に宮前先生、本田先生、山田先生、藤﨑先生と参加してきました。昨年のミラノに続いての現地参加となりましたが、相変わらず、会場・演題数とも非常に大きな規模の学会でした(応募演題数は、ますます増えているようです)。日本との往復は今回も大変でしたが、現地でのホテルから会場までのアクセスや、会場内での移動は、昨年のミラノよりは楽だったです。リウマチ性疾患の治療や研究の最新の傾向について、肌で学んでくることができ、非常に有意義な学会参加となりました。特に、IgG4関連疾患において一番のオーソリティであるJohn Stone教授自らのレクチャーが、勉強になりました。またレクチャーや研究発表を聴いた直後に、国内外の他施設の先生方と、それについて思ったところを意見交換できるのも、オンサイト学会ならでの有意義な体験でした。当教室の若手医局員については、特に、大学院を卒業した本田先生はポスターツアーで、後期研修医の藤﨑先生は口演で、それぞれ堂々と発表・質疑応答していて、素晴らしかったです。パンデミックを経て、ポスターはeポスターになり、一般ポスターの閲覧者や、発表者との質疑応答はだいぶ減ってしまったので、やはり自分の研究成果を口演やポスターツアーで発表できると、より貴重な経験になると思いました(もちろん、それに選ばれるのは狭き門ですが)。私自身は、昨年度の経験もあって広い会場でのoral sessionもあまり緊張せずに臨めました。おそらく実臨床での経験が乏しいであろう欧州の先生方に、抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎の臨床研究に興味をもってもらえて、良かったです。

文責 勝又康弘

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