中村昌平先生の論文がRheumatology & Autoimmunityに掲載されました.
”Type I interferon overactivation in sera of patients with anti-MDA5-positive dermatomyositis-associated interstitial lung disease”
Shohei Nakamura, Yasuhiro Katsumata, Yuko Okamoto, Masayoshi Harigai
Rheumatol Autoimmun. 2026; 6: 186-194. doi:10.1002/rai2.70053
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/rai2.70053
抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 (DM) に伴う間質性肺疾患 (ILD)におけるType I IFN (IFN-I) 経路の過剰活性化に着目し、その病態に関与しているかを検証しました。抗MDA5抗体陽性DM-ILD患者、抗ARS抗体陽性多発筋炎 (PM) /DM-ILD患者、健常対照者の血清を用いた細胞ベースのレポーターアッセイの結果、抗MDA5群では対照群と比較してIFN-Iの生物活性およびISG誘導活性が有意に高値を示しました。さらに、これらの活性は血清フェリチン値と中等度の相関が認められた一方で、NF-κB経路の過剰活性化は認めませんでした。
これらの知見から、血清中のIFN-I経路の過剰活性化が抗MDA5抗体陽性DM-ILDに強く関連しているという仮説が裏付けられ、また抗MDA5抗体陽性群と抗ARS抗体陽性群の間には異なる病態メカニズムが存在する可能性が示唆されました。

